天板が特徴的な小ぶりのテーブルです。

専門学校時代にお世話になったH先生から「さんかくスツールのデザインに3種類の木で色分けするアイデアを加えてテーブルにしてほしい」とのご依頼を頂き製作しました。ちなみに、名前も先生による考案です。

アイデアはシンプルですが、伸縮する無垢の板を3枚組み合わせるにはそれなりに工夫が必要です。今回は3枚の板を切り離して伸縮をあえて止めず、それぞれが動けるように余裕を持たせた構造にしてみました。湿度によって板の隙間が開いたり閉じたりするので、実用性はやや落ちますが、おおらかに見れば無垢の木を楽しめる仕掛けにもなりそうです。

また、天板が特徴的なだけのインパクト勝負になってしまっては面白くないので、全体のフォルムや何気ない面取りなどのディテールには、より気を配りました。その甲斐あって、パッと見て「美しいもの」に感じられ、使うほどに親しみが湧くような仕上がりになったと思います。

写真の後半3枚が自分のお気に入りポイントです。天板のなめらかなカーブと脚側面のカーブが一致するところ、着脱式の脚を固定する黒いボルトがフラットに納まるところ(裏側で普段は見えないけど 笑)、脚の断面形状が装飾的なようで実は合理的なところ。